一般社団法人  雲雀丘安田邸プロジェクト
Association of Project for Yasuda Residence in Hibarigaoka

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Q1.このホームページ制作の意図は何ですか?

A1.14年間改修もなされず朽ち果てるままに任せた結果、最悪の結果を迎えようとしている「安田邸」を地域住民の力を結集して「守りたい」からです。

この半年、綿密に調査し、関係者にヒヤリングした結果、浮かび上がった問題点は以下です。内容的には内部で弁護士・会計士・1級建築士等と相談・確認して掲載していますが、誤認・勘違い・誤植等不適切な表現があれば御指摘頂ければ幸いです。

1.故安田敏子氏には、法定相続人がいませんでした。そこで当時の関係者に相談・検討して、「従前からの宝塚市から提案を受けていたこともあり、次善の策として遺贈と言う形を取られた」と聞いています。

2. 母親方の縁戚であられる山西輝和様から宝塚市に2010年3月22日に遺贈されました。5月10日に交わされた覚書には①公共の用に供する事 ②既存建物を保存・活用する事 ③既存建物の利活用が困難な場合は建物の再建築も含めて利活用する事 が記載されています。(☚覚書は会員の皆様は当法人事務所で閲覧可能です)

3.ここでボタンの掛け違いが派生しています。遺贈された宝塚市での財産区分は公有財産のうちの普通財産に分類されています(地方自治法第238条第3項)。公有財産のうちの限定列挙の「行政財産」で「公共用財産」に分類されていれば「学校、公民館、公園など」に利用される可能性もあったのですが、普通財産では、それは有りません。➽埼玉県川島町のホームページをご参照下さい。
https://www.town.kawajima.saitama.jp/secure/5347/document2(3name6.pdf
地域住民が勘違いしている「安田邸は何れ公園になるから、このまま朽ち果ててもしょうがない」は、宝塚市が財産区分の変更をしない限り実現しません。
更に、覚書では土地建物の売却は違反行為ですが、財産区分上では可能です。

4.6月9日に行われた開所式でショッキングな発言が,参加した安田邸のお膝元の自治会長からありました。曰く「安田邸がこんな事になっているとは知りませんでした。皆さん、安田邸がうちの地区の若手から何て呼ばれているか知っていますか?「お化け屋敷」です。若い女性からは「気持ち悪いから早くなんとかして欲しい」との声もあがっています。このプロジェクトの趣旨は分かりました。皆で話し合います」というものでした。

歴史ある文化・産業遺産の危機です。皆様お知恵とお力をお貸し下さい!